子どもの初めての風邪と、妻の初めての乳腺炎と風邪の併発で大変だった、娘が生まれて5か月記念日のお話を書きます。
聞いて知ってはいたのですが、乳腺炎は熱がすごく上がってやはり大変でした。
乳腺炎にならないように、食事などには(かなり)気をつけていたんですけどね。
今回は子どもの風邪や妻の乳腺炎にどう対処したかも含めて書きますので、何かの参考になればと思います。
猫も入院するし(それは前回の記事に書きました)、ここのところ、大変でした、、、orz
子どもの初めての風邪と妻の初めての乳腺炎
娘が生まれて5か月の記念日を迎えたその日、僕ら家族はみな風邪でダウンしていた。
記念日の10日ほど前、最初に咳をし始まったのは娘だった。
もしかしたら、病院で風邪をもらってきてしまったのかもしれない。
皮膚(耳の下の炎症)の治療のために小児科にかかってから咳き込み始め、その後どんどんとひどくなっていってしまったのだ。
確かな原因はわからないが、何にしても、娘の人生で初めての風邪である。
喜ばしいことではないけれど、めでたいような気もしなくもない。
医師に尋ねると、吐いたりおっぱいを飲まないということがないなら、薬などは用いず様子見でいいという。
我が家としても薬はできるだけ使わずに暮らす方針なので、その言葉はありがたかった。
症状によっては薬を頼らねばならないときもあるだろう。
でも今回は咳をしているとき以外はケロッとしていたし、自然に治癒可能なものはできるだけ体の自然な治癒力に任せたいと思っている。
(でも子どもって基本的にケロッとしているものなのかもしれない。その意味では状況を軽く見過ぎないよう注意も必要だ)
それにしても娘は痰がからんだような咳をしていて、咳き込んでいるときはやはり苦しそうだった。
鼻水が喉の奥に流れることによっても咳がでる場合があるので、少しでも咳を軽減するには鼻水をできるだけ喉の方に行かせないようにする必要がある。
そう思った僕はすぐにドラッグストアに行き、鼻水吸い機を購入した。
娘がくしゃみをしたチャンスに、途中まで出かかっている鼻水を吸いとる。
上機嫌でうまくいくこともあれば、吸われるのを嫌がって泣き出してしまうこともあった。
(泣いたら鼻水が量産されてしまうから、吸って大丈夫なのかどうかの見極めはかなり難しかった。というか、うまくできていない)
鼻水を吸うようにしてから、咳は少しだけ(気持ち程度)減ったような気がしなくもない。
しかし結局は、夜も頻繁に咳をして起きてしまう(そして泣き出してしまう)という日が10日以上続くことになった。
そしてそれは僕ら夫婦、特に妻に、重いダメージを与えることになる。
娘が夜、頻繁に起きる。
それは、その分だけ僕ら夫婦も眠れなくなる、ということを意味する。
とりわけ妻は、仕事で忙しい僕のことを気遣ってくれて、できるだけ僕が起きないように娘をあやしてくれていた。
やはり、その疲労が溜まってしまっていたのだろう。
猫の入院が重なったことも大きなストレスになったはずだ。
娘が咳をし始めてから1週間近く経ったある日、妻は人生初の乳腺炎になってしまった。
その夜、仕事から帰って妻と娘のいる寝室を覗くと、妻は娘におっぱいをくれていた。
「ただいま」と小さな声で声をかける。
妻は小声で「おかえり」と言ってから、「ちょっと熱あるかも、、、」と続けた。
おでこに触れてみると、確かに熱があるようだ。
「胸にしこりがあるから、乳腺炎かも、、、それか、、、インフルエンザかな、、、」と妻。
「熱計ってみる?」と聞いたが、すでに遅い時間だったため、その日はそのまま休むことにした。
翌朝熱を測ると、38℃代後半の高熱がでている。
胸のしこりも赤くなっていて、かなり痛いようだ。
すぐに娘の出産でお世話になった産院に連絡。
指示されるまま産院に連れて行き、診察を受け、漢方や抗生剤をもらい、おっぱいマッサージなるものを受けてきた。
後は胸のしこり部分を押しながら娘におっぱいをできるだけ飲んでもらい、胸のつまりを解消する。
産院では疑いなく乳腺炎との診断だったようだが、熱が下がらなければインフルエンザの検査も必要になるだろう。
乳腺炎の対処法としては何よりも子どもにおっぱいを吸ってもらうのがいいらしく、幸いにも娘はたくさんおっぱいを吸ってくれたので、診察を受けた次の日には妻の乳腺炎は少しずつよくなり始めていた。
熱も37℃代まで下がってきて、ひとまずインフルエンザではなさそうだ。
このままよくなるだろう、、、僕も妻も、そう思っていた。
しかし、試練が重なるときは、重なるものだ。
なんと今度は、乳腺炎が治りきらないうちに、娘の風邪が妻に猛威を振るい始めたのである。
しかも、妻だけじゃなく、僕にまで。
僕も妻もひどく咳がで始め、家族みんなでゴホゴホウンウン状態。
妻は乳腺炎と風邪の併発により、またしても熱が上がってしまった。
風邪自体は咳と痰が中心でインフルエンザほどの熱にはならなかったが、夜に泣きやすい時期の子どもがいる我が家はとても困難な状況に追い立てられた。
やっとの思いで寝かしつけても、僕や妻の咳で娘は目覚め、怯え、大泣き。
家族そろって眠れない悪循環。
体力と気力は限界を迎え、もはや生きるので精一杯。
時折見せてくれる娘の純粋な笑顔(とてもかわいい)が、せめてもの救いだった。
そう、娘が生まれて5か月の記念日は、家族そろってこのような残念な体調の中で迎えたのである。
そんなわけで、当然ながら記念日らしい記念日とはならなかった。
(まぁ5か月なので、記念日という記念日でもないかもしれないけれど)
ある意味では、初めての風邪や乳腺炎の「記念日」だった、といってもいいかもしれない。
(ちなみに記念日には、娘の方の咳はやっとおさまってきていた)
僕も妻も、お互い体力・気力をふりしぼってやるべきことをやり、それ以外は可能な限り体調の回復に努めた5か月記念日。
とても大変だったけれど、やはり生まれて5か月ともなると娘の成長を実感することはたくさんあった。
ドキドキしながら初めて着せた服たちは、今ではもうほぼ膝丈だ。
まくらないといけないくらいぶかぶかだったのに、本当に、本当に大きくなった。
(さすがにもうそろそろ着せられなくなる。それはとてもうれしく、そしてさみしい)
首もほとんど据わり、腹這い遊びができるようになった。
横向きのだっこよりも、縦にした前向きだっこが好きになった。
笑うことが増え、絵本の読み聞かせも熱心に聞いている。
(時々あきてしまうようだけれど)
僕らが食事をする姿をみて、自分も食べたい!!という意思表示もすごくて、娘がエアー食事をして口をもぐもぐ動かしているのがとてもおもしろい。
こう振り返ると、風邪と寝不足で体調的には散々な数週間だったが、幸せを感じることの方が多かったと言えるかもしれない。
そう言えるくらい、妻と娘と過ごす毎日は素敵だ。
何よりも、そう思えていることがうれしい。
特別に何かを成し遂げた人生ではない(もちろん今のところの話だ)けれど、間違ってないよなと、これでいいんだと、自分なりにそう思えている。
そして、自分なりにそう思えていれば、それだけでいいという気がしている。
いつ気が変わるかはわからないけれど、今のところは。
そういえば、娘は生まれた頃からずっと、僕ら夫婦が歌うマンボ!のメロディが好きだった。
(正確にはマンボNo5というらしい)
泣きそうになっても、僕らがマンボさえ歌えば素晴らしく上機嫌になる。
足をばたばたさせ、満面の笑顔できゃっきゃきゃっきゃと楽しんでくれていた。
それが5か月記念日を過ぎたくらいからだろうか、マンボのメロディではあまり笑わなくなってきてしまった。
こんなに楽しいメロディ&リズムなのに、なぜだろう。
この頃は、「ウー!」と最後のフレーズを決めた僕を、娘は落ち着いた顔でじっと見ている。
見つめ合う、笑顔の僕と真顔の娘。
「よしよし、成長したね」と頭をなでながら、僕は心の中で独り、声を上げずに涙を流した。
こればっかりは本当にさみしい。
僕は今だに治らない咳をこらえながら、今回こそは!とマンボを歌い続ける。
娘が再びマンボで笑う、その日まで。
後書き
読んでいただいてありがとうございました!
いやーほんと、家族そろって体調崩して大変な数週間でした。
ちなみに今(2016年4月25日)の時点で、僕は娘に風邪をもらってから2週間ほど経ちますが、まだなかなかの咳がでます。
体調管理しっかりしたいと思っても、ゆっくり休めないときは仕方ないですよね。
育児中の方なんかは同じような経験あったりするのかな。
ひとまず娘は咳も少なくなったし、うちの奥さんの乳腺炎や風邪もだいぶ落ち着いたのでよかったです。
しかし娘が生まれてからもう5か月も経つだなんて、時の流れってこんなに早かったっけ。
三日前からついに離乳食も始まって、これからまたどんどん大きくなるんでしょうね。
でも、大きくなるのはうれしいけど、、、
マンボ、、、
もう笑ってくれないのかな、、、
【追記】この記事の時から半年後の、こんな楽しい話もあります(笑)
↓ ↓ ↓
【親バカ・過保護注意?】怖がる娘(11ヶ月)の反応が可愛いすぎる!
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