今回は、1歳のお祝いの一升餅が重すぎて背負えず、代わりのやり方を実行した1歳娘の誕生日会のお話です。
一升餅の重さって何キロくらいかみなさんご存知ですか?
うちは誕生日会の後で計ってみたんですが、まじでこれは背負えないっしょ、、、という重さでした。
実は、一升餅って1歳の子どもには重すぎて、背負って歩けるというのは稀なことなんだそうです。
むしろ、背負いきれなくて転んだりすることを含めて一升餅イベントだと考える地域もあるとか。
でも、転んで泣かせるのもちょっとな、、、と思うところもありますよね?(過保護か?笑)
ということで今回は、一升餅を背負う代わりにどんなやり方をしたのか、 そして実際一升餅は何キロだったのか、 その日のリアルなエピソードとともに楽しんでいただけたらと思います(笑)
では本編参りましょう!
一升餅が重くて背負えず、代わりのやり方をした1歳娘の誕生日会
1歳を祝う誕生日会で、一升餅というお餅を背負った娘が僕に向かって悠々と歩いてくる。
そして抱きついてきた娘を両手で優しく迎え、僕は「よく頑張ったね、これで一生安泰だ」と声をかけながらよしよしと頭を撫でる-
誕生日会当日の朝、近所のお団子屋さんに予約しておいた一升餅(3240円)を受け取ったとき、僕はそんな自分の想像が儚い夢でしかないということを完全に悟った。
疑う余地もなく完全に。
これは、重すぎる。
重すぎるよこのomochi!
もちろん、全くそれ(お餅が重すぎて背負えない可能性)が予想できていなかったわけではない。
誕生会前日、妻がメールで「一升餅の包み方を調べておいて。お餅が落ちちゃって上手く背負えなかったら残念だから」というから、僕は仕事終わりに一升餅について少しばかりネットで調べ物をした。
するとどうだろう、僕は一升餅の風呂敷を使った包み方を調べているのに、「1歳で一升餅を背負って歩けるのは稀」だとか、「転んでギャン泣きがセオリー」といったフレーズがやたらと目に入る。
さらに、
「背負えなければ、一升餅を踏むというスタイルもあるよ!」
という代わりのやり方までもが視界に飛び込んできて、誰かに「背負えないから覚悟しておけ」とでも言われているかのようだった。
その時僕はまだまだ冒頭の想像を信じていて、
「へえ~踏むスタイルもあるんだ。まぁうちは歩けるっしょ。でも、踏むスタイルか、、、もしかしたら、ね?」
などと思っていたのだが、実際の一升餅の重さを感じてからというもの、僕はどうやって妻を説得し「代替案(踏むスタイル)」に変更するかということばかり考え始めていた。
だって、こんな重いお餅を背負って無事で済むだろうか?
答えはノォだ。転ぶでしょ。倒れちゃうよ?
これはもはや娘の危機と言っても過言ではない。
おそらく昨日の代替案推しの検索結果は「Go」から始まる名で呼ばれる神的存在からの僕へのメッセージだったのだろう。
神よ、任せてくれ。
娘は僕が守る!
そういうわけで、誕生日会会場である近場の料亭に着くまで、いろいろなタイミングで妻に「一升餅ってさぁ、重すぎるときは踏むっていうのもありらしいよ?ごにょごにょ…」と伝える僕。
なぜか弱気だ。
神への誓いはどこへやら?
どうしても、「この一升餅は重すぎる!よって娘の安全を期し、今回は踏むスタイルに変更する!」と一家の大黒柱風の強気な発言をすることができない。
それゆえ妻も「へ~そうなんだ」くらいの反応しかしない。
しかし、考えてみればそれも至極当然なことではないだろうか。
だってそうだろう?
いくら僕が重すぎると感じているといったって、本当に背負えないのかどうか、わからないじゃないか。
背負ってみなければさ!
ということで、とりあえずは一度一升餅を背負わせてみて、ダメなら代わりのやり方に切り替えるというように方針転換した(それはしっかりと伝わった、らしい)。
しばらくして料亭の食事・会談が一段落し、いよいよ一升餅のイベントへ!
まずは大きめの風呂敷で一升餅を包み、両端を縛ってお餅が落ちないようにする。
そしてそれが得体の知れないものとして認知されないよう、風呂敷に包んだ一升餅にたくさん触らせてから、首に負担がかからないようたすき掛けに背負わせて風呂敷を結ぶ。
ギュッ!
どうだ、、、?
僕は娘にお餅の負担がかかりすぎないよう、下の方で若干支えながらその反応を探る。
娘は自分の胸の前にある、先ほどまで遊んでいた風呂敷の結び目をニコニコと眺めていて、一向に動く気配がない。
大丈夫なのか、、、?
微動だにしない娘。
家族はみな固唾を飲んで見守っている。
そして僕は「何か」に気づく。
微動だに、、、しない?
、、、!
違う!動けないんだ!
そう気づいたときには時すでに遅し。
微動だに「できなかった」娘は、顔だけ形相を変えて泣き始めた!
さっと結び目をほどいて抱っこし、貸し切りにしたお座敷の隅まで歩いて気分転換。
ぎりぎりで大泣きとまではならずセーフだった。(誕生会で大泣きはつらすぎるよね)
「重かったね~びっくりしたね!もう大丈夫だよ~」と不安そうにしている娘を元気づける僕。
少しあやしているうちに娘も機嫌を直してくれたようなので、気を取り直し、
「よし!じゃあお餅を踏んでみよう!」と、娘を一升餅まで連れて行く。
お上品な(?)娘は初め足を出すのを躊躇っていたものの、ちょっと踏んだと思ったら調子づき、楽しそうにガシガシと一升餅を踏みつけまくる。
「そ、そんなに踏む?」と思ったけれど、さすがお団子屋さんで当日についてもらった一升餅だけあって(?)、びくともせす、しかし固すぎることもなく娘の踏みつけを受け入れてくれた。
誕生会にきてくれたみんな(といっても両家の両親のみ)も大喜びしているし、娘も楽しそうだ。
よかった!
これで娘の一生は素晴らしいものになるだろう。
その後は両家の親に娘のこれまでの写真で作ったアルバムをプレゼントしたりして、もうすぐ1歳になる娘の誕生日会を無事終えることができた。
誕生日会から帰り、いったいこの一升餅は何キロあったんだと気になっていた僕らは、さっそく量りでその重さを量ってみた。
すると、な、なんと2.3キロ!
お、重っ!
無理に背負わせてけがなどをしなくてよかったと改めてほっとした。
その意味でも、誕生日会前日に一升餅を踏むという代わりのやり方を知ることができて、本当によかったと思う。
もしも一升餅を踏むというスタイルを知ることがなかったら、ここまで誕生日会を楽しむことはできなかっただろう。
思いも寄らないサポートで、僕らはいつだって支えられ、守られているのだと実感した一日だった。
ありがとう。
Go○○le神に、心から感謝の意を伝えたい。
後書き
読んでいただいてありがとうございました!
一升餅を踏むスタイルってみなさんご存じでした?
これは九州地方でよく行われているスタイルだそうで、「しっかりと地に足をつけて歩いていけるように」という大切な意味が込められているそうです。
うちは信州ですが、安全な九州スタイルでやらせていただきました!
ってやっぱ過保護かな(笑)
まぁまだ一人では歩けない段階なので、しかも重かったからね。
ちなみに一升餅は食べやすいように細かく切り分て、毎日少しずつ食べています。
さすがお団子屋さんで頼んだものだけあって、かなりおいしくて最高。
(焼くよりは、煮る方が今のところよりおいしい)
ちなみにこの文章を公開する時点で、娘の誕生日は目前です。
もう1歳になるだなんて、ほんと時が経つのは早いなぁ。
今日仕事の合間に娘と妻と街を少し散歩していたら、山の上の方に雪がかぶっていて、娘が生まれたのってこんな寒い時期だったんだなぁとしみじみ思いました。
初めて買った靴は1か月もしないうちに小さくなっちゃった(しかも破れた)し、どんどん大きくなっちゃいますね。
うれしくもあり、寂しくもあります。
もっといろいろ書き残しておきたいけれど、仕事と育児で全然時間が、、、
この前の
「【親バカ・過保護注意?】怖がる娘(11ヶ月)の反応が可愛いすぎる!」
みたいな記事を、もっともっと書きたいなと思う今日この頃です。
頑張ろ!
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